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大学院を中退した

私は2020/04から大学院を休学しており、本来であれば修士2年の年です。ですが先日、晴れて退学願を提出してきました。退学するのにお願いする必要があるんですね。 休学する前から内定をいただいており、2021/04からは21卒としてWeb系のIT企業で働きます。

軽い気持ちで大学院にいくもんじゃない

理系の学部生で、院に進学したいと考えている人は多いのではないでしょうか。そう考えているみなさんは、進学する明確な目的がありますか?これと言った院に進学する理由がないのであれば、辛いだけですし行くべきではありません。

大学(学部)は日本においては就職予備校のような位置づけも否めません。ですが、大学院は違います。学問をするところです。やりたいことが明確な人が進学し、その分野を深く研究していきたいというモチベーションが必要だと考えています。 大学院生のなかにも大学院を就活予備校のように考える人も少なからずいます。やっとこさで修士の2年間を乗り越えてきたような人間が、学校推薦を使ってだれでも聞いたことがあるような大企業に就職していきます。このような人の場合は、とりあえず給料もそれなりに良くて知名度もあるような大企業に入れれば良いと思っている人が大多数でしょう。それで幸せな人はそれで良いと思います。

ちなみに、僕も大学院に入った当初は「大学院行けば、良いところ就職できるっしょ」という考えの人間でした。

「研究」

ここでは私が所属していた研究室での話をベースに話を進めます。

当然、研究室にはそれぞれの専門の分野があり、基本的にはその専門分野の研究をしていくことになります。 私の研究室は集積回路系が専門分野で、それにまつわる研究をしていました。分野はさておき私はどうしても「研究」という行為に興味を見出すことができませんでした。これに関しては僕の能力によるところも大きいのかと思いますが、今自分がやろうとしていることが実際にどのように社会の役にたっていくのかイメージしづらく、モチベーションを維持することが難しかったです。 日頃研究していない→mtg直前に小手先のデータを集める→mtgで怒られる、これの繰り返しでした。研究をしていないのだから当然です。

Web開発との出会い

同じ研究室の先輩がWeb系でゴリゴリにインターンに行って開発していたことをきっかけにWeb開発に挑戦してみるようになります。 なんやかんやありまして、先輩を含めた大学のメンバーで実際にリリースするためのアプリケーションを作り始めました。ここでの開発経験が自分の分岐点でした。UI/UXにこだわってデザインを議論したり、ベータ版でそのアプリの意義や必要性を調査したりと、誰に向けて作りたいのか、どういうモチベーションがあって作りたいのかなどを考えて開発していくことがとても楽しかったです。

この頃から、上で書いたように研究や大学院そのものへのモチベーションが下がるようになりました。

1年間の休学

ここまでが大学院1年の秋頃までの話です。そして10月ごろからWeb系のIT企業を中心に就活をはじめました。 逆求人やカジュアル面談などで、非常に多くの企業の方とお話をさせていただきました。 そうしていくうちにやはり、この分野で仕事をしたいという思いは強くなりました。

複数の企業から内定をいただき、1年生の1月に就活は終了しましました。それと同時に、就職までの1年間でもっと自分のスキルを伸ばしたいと思い休学することにしました。(休学とはいいつつも、1年後に退学することは決めていました)

休学からの退学

休学を決めてからすぐ、受託開発の企業でエンジニアとしてアルバイトをさせていただいています。1年間、ガッツリ実務の開発に触れることで、おそらく個人で開発するだけでは身につかないようなスキルを身につけさせてもらいました。クライアントとのやり取りなどをすることもあり、ここはただ学生をしているとあまり触れることはできなかったのではないかと思い、とても感謝しています。

スキルを伸ばす、という目標のもと1年間休学したので、その目標は80点くらいで達成することができたのではないでしょうか。

そして先日、退学願を提出してきました。

ただ、このブログは大学院を批判するものではありません。あくまで、私のような状況になったときに時間的にもリソース的にも無駄が多かったためこのような決断に至りました。

当然、大学院を出ることにはメリットのほうが多いだろうと考えています。

  • 論理的思考力・問題発見能力がつく
  • プレゼンテーション能力がつく
  • 単純に学歴に箔がつく

など、もっとあると思います。

ですが、これらの能力は研究活動を通してじゃないと身につかない、自分が目指すキャリアとしても大学院を出ることは必須である、とは思えませんでした。

大学に行っていた頃の自分は、研究も自分がやりたい開発も中途半端になってしまって、次のミーティングをどう乗り切るかなど余計なところに脳のリソースを奪われてしまっていました。 時間は有限ですので自分がやりたいことに全力でコミットしたほうが圧倒的に質の高い時間を過ごせると思います。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ポジショントークの部分が多いのですが、悪しからず。

この就活〜休学〜退学までの1年間、とても多くの方にお世話になりました(し、これからもお世話になると思います)。 ありがとうございました!

今後も、後悔の無い意思決定ができる人間になっていきたいところです。

就活するにあたって、就活の軸や意思決定については先人たちの記事にはとてもお世話になったのでそのうち自分も書きたいと思います。